THE BELOVE'S CRY / ORPHANED LAND
私の大好きなバンドのうちの一つ、イスラエルのゴシック・メタル・バンドの初期デモ音源がCD化されました('00年リリース)。元々は'93年にリリースされた6曲入りのデモ・テープです。うち4曲が1st『SAHARA』
に収録されています。1stに収録されている曲はもちろんのこと、収録されなかった残り2曲にも、デス・メタルをベースにしながら、たまーに中近東っぽいメロディや、中近東っぽい楽器の音色が出てきます。曲によっては女性Voも入ります。とても満足です。そしてハイライトは、PCで見られるCD-ROMトラックが1曲収録されていることです!
なんと、ORPHANED LANDが動いてしまうのです。ライヴ映像のようで、ちょっと暗くて、ほんと動いているだけではありますが、それでも満足です。またブックレットにも初期の写真が満載です。こんなに素晴らしいアルバムのリリース元はHOLYではなくて、地元イスラエルっぽいM.D.M.U.というレーベルです。ISRAELI
METAL CALSSICSというシリーズのようですが、他にはどんなのがリリースされてるのでしょうか?
ちなみにバンドは2nd『EL NORRA ALILA』を'96年にリリースした後にHOLYレーベルを離れて、NUCLEAR
BLASTに移籍して、3rdが出ると言われていますが…。 (純生)
THESE ARE BLACKER TIMES / SEASON'S
END
友人がイギリスでたまたま全然知らないゴシック・メタル・バンドのライヴを見てきたとか。そのバンドの自主制作のCDも買ってきたとかなので聴かせてもらいました。'99年リリース。3曲入りです。KeyとVoを兼ねるおねいさんがいる6人組です。静かなイントロから、ちょっと走る出すところがかっこいいです。男性Voは普通声とデス声を歌いわけでいます。普通声がなかなか爽やかで艶っぽくてよろしい。そこにソプラノ女性Voが絡んでいきます。サウンド・プロダクションはかなりチープですが、楽曲がいいので許せます。1曲だけ速くてアグレッシヴな曲もあって、これまたかっこいい。まあ、個性的なゴシック・メタルではありませんが、アルバム出したら、聴いてみたいです。 (純生)
DEDEVOTION / AURORA
コピー・レター版の最終号の表紙のアルバム。メロデス・バンドの'00年リリースの2ndフルレンス。これまでに1枚のフル・アルバムと1枚のミニ・アルバムを出しているようです。私はミニは聴いているのですが、普通のメロデスという記憶しか残ってません。このアルバムはずばりジャケ買いです。だって、エロかつ美しさもあるし。あとは女性Voもちょっと入っているようなのも購入理由の一つか。やはり基本はメロデスなのですが、ゆっくりした曲調であったり、繊細な美しいメロディがあったりと、普通のただのメロデスではなくて、ゴシック・メタルっぽい深みのあるサウンドを作っています。そう、曲によってはゴシック・メタルでもいいような感じ。なので、私はそこそこ気に入っています。男性Vo速い曲ではデス声、ゆっくり目の部分はゴシック・メタルに似合う感じの普通声で歌ってます。メロディも映えているし、日本盤が出れば、そこそこ話題になるんじゃないかなあ。あっでも、ゴシック・メタルっぽいところは、日本の市場ではマイナスですね。ラストでは12分もの、ゴシック・メタルな大作なんかをやってたりしてますし。女性Voは2曲のみで入ってきます。ソプラノで美しい
という女性Voではないのですが、一生懸命叫んでいる感じで、かつ哀しげでなかなかいいです。個性的ですし。 (純生)