THE CURSED ARTIST / ARCANE ART
ノルウェーのアーチストの作品でリリース元はMEMENTO
MORIレーベル。内容はサウンドメインでたまに語り声が入るという雰囲気ものだが、荘厳タイプではなく、ゆったりとしたやわらかい音。AUTUMN
TEARSをうすくやわらかくした感じでしょうか。前半は淡々とした楽曲が続くのだが、後半は神秘ものの映画のサントラみたいで結構聴きごたえがあります。耳に残るようなサウンドで非常に後味の良い作品でした。クラシック音楽みたいなゴシックが好きな人におすすめです。 (せりお)
TUATHA NA GAEL / CRUACHAN
なんとアイルランド出身のケルティック・ブラック・メタル・バンドのCRUACHANの'95年リリースの1stがリマスター再発されてしまいました。凄いことです。2ndでは女性Voにして、上品なケルティック・ロックになってしまった彼らですが、この1stでは男性Voはブラック声で吠えています。力強く荒々しい演奏にケルトな楽器(イーリアン・パイプやホイッスル)が絡んできます。久しぶりに聴いて、やはりかっこいいと再確認。サウンドも当然クリアになっています。更に'97年の3曲のデモ音源がボーナス・トラックとして収録されているのも嬉しい。この時点では既に女性Voになっています(2ndで歌っているのとは別の人)。サウンド的には、まだブラック・メタルの名残もあり、ざくざくしたところもあり、ちょうど1stと2ndの中間な感じで面白いかも。2ndに収録されている曲も1曲あり。聴き比べると、2ndではとても上品なサウンドになっているのが分かって面白い。 (純生)
IMPURE YEARNING / GUZU CHRISTIAN
クレジットなどが一切ないので、まるで不明。札幌のメロディック・ブラック・メタル・バンドの6曲入りCDR。ドラム・マシーンを使っているのでしょうか、演奏面は全体的にチープさを感じてしまいますが(サウンドに厚みが全然ない)、でも曲はなかなかいいかも。速い曲も遅い曲もメロディがかなり映えています。SUMMONING好きの私には、きらきらしたシンセのメロディいいと思います。Voはブラック・メタルらしく、吠えています。ジャケットはアニメ調で、メロブラのイメージにはそぐわないので、勘弁してほしいかも; (純生)