FORGOTTEN PATHS / SEPTIC FLESH
HOLYレーベルから5枚のフル・アルバムと1枚のミニ・アルバムをリリースしているギリシャのゴシック・メタル・バンドSEPTIC
FLESHは、その以前にも4曲入りの12インチをリリースしているのですが、これは更にその以前の'91年頃に作られたデモ音源のようです。そのデモ音源7曲(うち2曲はイントロとアウトロ)に'91年のライヴ音源3曲を加えてCD化したものです。おそらく'01年のリリース。BLACK LOTUSレーベルから。暗いブルータルなデス・メタルです。音は汚いです。どろどろしてます。ギター・ソロが目立っているあたりはいいかも。イントロとアウトロの他、本編の曲でもちょっとだけ、怖い感じのKeyが入ってきます。ライヴ3曲はデモに入っている曲。特筆すべきことはないです。…ま、決して面白いもんじゃないです。SEPTICの大ファン向けでしょう。1stフルレンス『MYSTIC PLACES OF DAWN』とは全然違うし(ちなみにこのアルバム、最近リマスターして再発されてます)。その間の12インチも聴いてみたいです。 (純生)
AT SIXES AND SEVENS / SIRENIA
これは、EX−TRISTANIAのMorten Velandのバンドのデヴュー盤です。ネットで1曲試聴して気に入って買いました。1曲目からなんかステキな曲〜♪
Voがデス声で力強く歌い、混声コーラスとの掛け合いが素晴らしい。そこへ、可愛らしい女性Voが入って来て。1曲目の後半のドラムとピアノもカッコ良くてシビレます。弦楽器も多用されていて、重厚なゴシックという感じです。ブックレットを見ると、クリーンヴォーカルが男性二人になってて、女性ヴォーカルはFabienne Gondminという人。クワイヤは女性二人男性二人です。3曲目"On
The Wane", 7曲目"Manic Aeon"では、バイオリン・ソロの泣きがステキです。9曲目"In
Sumerrian Haze"は哀愁たっぷりバラード。ここでもバイオリンが泣きまくり。
(ハンナ(HANNAH))
NATURAL BORN CHAOS / SOILWORK
SOILWORKのこれまでのアルバムはいちおう聴いているんですけど、レビューを書くのは初めてです。最初はただのメロデスだったのに、素晴らしいバンドになりましたね。アグレッシヴな部分もメロデスな部分もしっかり残したまま、大胆なクリーン・ヴォイスの導入に私はやられました。このクリーン・ヴォイスが分厚くてかっこよすぎます。ゴシック・メタルじゃなくて、メロデスでこういうことをやっているのを聴いたのは初めてなので、強烈な個性も感じ、好感もてます。"The
Flameout", "Black Star Deceiver"(プロデューサーのデヴィン・タウンゼンドも歌ってる)…あたりが特に好きです。EVERGREYのメンバーでもあるKey奏者の活躍も素晴らしいです。ジャケが白ってのも、メロデスにしては新鮮でいいです。そのままクリーン・ヴォイスのイメージにつながってますね。 (純生)