CHANNEL NORDICA / WALTARI + ANGELIT
 フィンランドの変態暗黒バンドWALTARIとTuuni LansmanUrsula Lansmanの姉妹からなるANGELITとの共同アルバム。'00年リリース。ANGELITは検索してみたら、フィンランドの民族音楽を歌う人たちみたいで、アンビエント・テクノなんてカテゴライズもされてました。日本盤も出ちゃっているので、日本においてはWALTARIよりも有名なのか? で、WALTARIの変態ミスクチャー・テクノちっくサウンドに陽気な女性Voが加わるのですから、ますます面白いです。彼女たちの歌メロは同じフィンランドのトラッド・バンドVARTTINAと同じような感じです。彼女たちよりの民族音楽っぽい曲も数曲あります。"Traveller"は優雅なメロディーで和みます。"System Odda Aigi"はとても元気な曲、女性Voも弾けています。これは踊れます。"So Fine 2000"は以前のWALTARIの曲のリメイクのようです。これも元気でキャッチーでいい曲です。ラストの"Sami Eatnan"がとても楽しい曲。おねいさんが同じ歌メロを繰り返すのですが、それがだんだんと速くなってきて、最後はデス・メタルのようになって終わるのです; というわけで、これまでのWALTARIの聴いてきたアルバムの中で一番気に入りました。そして今年のベスト・アルバムの1枚にしたいと思います。  (純生)


BEAUTY IN DARKNESS VOL.6 / V.A.
 NUCLEAR BLASTレーベルのゴシック・メタル・コンピレーションの第6弾。'02年リリースです。ここ数作は全然聴いてなかったので久しぶりです。最初にリリースされた時はネーミングもかっこいいし、知る限りでは他にゴシック・メタルだけのコンピなんてなかったので、ちょっと衝撃的、刺激的でした。ジャケットもゴシック・メタルっぽくて美しかったですしね。何よりも聴いたことのないバンドが多く収録されていましたし。更にビデオ版も出てしまい、ほとんどのバンドが初めて動くところを見ることが出来たわけです。ただ、シリーズが続くにつれて、知らないバンドも少なくなり、もっと低価格なサンプラーやもっとマニアックなゴシック・メタルのコンピが登場してきて、買わなくなっていったわけです。そして、時代が変わり、今はVHSビデオじゃなくて、DVD版が出ているのですよ。時代の流れを感じますね? 前置きが長くなりましたが、思い入れがあるコンピというわけです。で、知っている曲を改めて聴くのも意外と面白かったし、知らないバンドがちょっと多いです; あせってきました。初心に戻った気分です。ZEROMANCERは上品だけど暗さを持つゴシックかな。TAPPING THE VEINはアルバムも聴いているけど、デジタル音+甘いロリ声女性Voがとてもいいですね。"Sugarfalls"のradio editが収録されてます。あれ、アルバム未収録音源かも。THE MISSIONはゴス・バンドですが、ここに収録されている"In Debris"は近年作なのでしょうか? 今はゴシック・メタル・バンドが軽くなり、元々のゴスにすり寄っている時代でもあるので、全然違和感なく聴くことが出来ました。てゆうか、憂いのある歌メロがとても気に入りましたよ。MY DYING BRIDEは聴いてないアルバムからの曲みたいで、結構テンポがよくてかっこいい曲です。Voは相変わらずいい声をしてます。DISBELIEFはイントロのピアノが印象的。重厚なゴシック・メタル。AGATHODAIMONは女性Voが歌ってます。静かだけどドラマティックな展開がかっこいい曲です。他にはANATHEMA, TIAMAT, KATATONIA, OPETH, NOVEMBRE, MOONSPELL, MADRIGAL, TRISTANIA, HYPOCRISYを収録してます。http://www.agathodaimon.de   (純生)


JADIS / AENDRIA
 フランスのゴシック・メタル・バンドの'01年リリースのアルバム。オープニングのタイトル・トラックはいきなり疾走して、シンフォ・ブラックっぽいかなーとか思うものの、その後はブレークして、シンセやピアノによる美しく変な展開へと行ってしまう。頭2曲とも8分とかって、結構長いし。ラストは12分の曲やっているし。他の曲でも疾走する部分はあり、つかみ所のない展開なのも同じ。男性Voはぼそぼそと歌います。キャッチーさはまるでなし、暗くも美しく。しっかりと個性を確立されています。ストレートな展開を持たないところと疾走感とシンフォニック…ということで、同郷のMISANTHROPEをちょっとだけ想起しました。いや無理矢理かも。いいと思うけど、もうちょい。   (純生)


BEYOND THE SOUL / AM' GANESHA'N
 HOLYから'01年にデビューしたフランスのゴシック・バンドの1st。音楽性はずばりDEAD CAN DANSE系のエスニックな民族音楽+女性Vo。男性Vo曲もありますけどね。HOLYには同系のRAJNAがいるわけですが、RAJNAよりも天空舞うようなソプラノ女性Voの活躍が素晴らしく、かつ楽曲もこの系統にしては力強くアグレッシヴ。というわけで、私はこっちの方だ断然に好き。とても気に入りました。女性Voは2人いるんです。そして、RAJNA, SPEAKING SILENCE, LES SECRETS DE MORPHEEのメンバーによるプロジェクトなのだとか。RAJNA以外のバンドは初めて目にしますけど。全体的に宗教っぽいのですが、"Tibitan Dream"なんてお経っぽい朗読も入るし; "Stroke Of Fate"は大仰に歌う他の曲違って、とても可愛くおねいさんが歌ってます。そしてこのアルバム中1番気に入った"Arthesia"は女性Voがはじけまくりです。ただ曲前半の暗い笛の部分はいらないような。あるいは長い。今年のベスト・アルバムの1枚にすると思います。     (純生)


...THE LAST EMBRACE / ARCANA
 スウェーデンの雰囲気ものゴシックの'00年リリースの3rdフルレンス。このバンドは、ELENDからデスっぽさを抜いた、宗教色が強く美しい音楽をやられていま。男性Voがりりしく歌ったり、天空舞うような女性が歌ったりと。特にこのアルバムならではというのもは見つかりません。ぶっちゃけた話、どのアルバムも同じに聞こえるわけです; ただこのジャンルの先駆者の立場は確立しているわけで、同系の他をさしてARCANA系と例えられる場合が少なくありません。ゴシック・メタル好きの一環として、メタルじゃないけど聴いてみるのは面白いかもしれません。なんか、このアルバムの感想じゃなくなってしまったけど、正直特にこれという曲も見つからず、最初から最後までARCANAのサウンドであることを確認しているように聴いています。そして同じと分かっていても、アルバムだけでなくシングルとかも、入手していきたいという物欲魂がむらむらと沸き上がってくるわけです。http://arcana.coldmeat.se/(純生)