AT THE GATES OF UTOPIA / STORMLORD
イタリアのブラック・メタル・バンドの2ndです。このバンドの音はエピックで、シンフォニックで、そしてブルータルな音です。自分は結構1曲目の"Under The Samnites' Spears"や3曲目の"Xanadu"なんかが気に入ってます。て言うかこのバンド、大仰なシンフォニックとオペラ声の組み合わせで、かなり自分的にやばいっすね…個人的にRHAPSODYの暗黒版かと思いました…それに国が一緒だし…あと、このバンド妙に男臭く感じました…(驚)。言い換えれば、勇々しいです。今後このバンドに対して望むことは、次作で、もっとふんだんにオペラ声を入れてほしいです(ANOREXIA
NERVOSA風にです)。まぁ、なにわともあれ、個人的に次作にめっちゃ期待です。 (クサブラメタラー)
IN THERAPY / THINE
'02年にPEACEVILLEレーベルからリリースされたゴシック・メタル・バンドの2nd。普通声で、暗く爽やかな(そう、暗いのと爽やかなのは同時に存在出来るのです)、メタル色が薄いKATATONIA風の良質なゴシック・メタルをやられています。KATATONIAに似ているわけで、個性はいまいちですが、ずばり気に入りました。楽曲がいいですね。ただ、これといったキラー・チューンがあるともっといいのですが。1stも聴いてみたいです。http://www.thine-online.com (純生)
GARDEN OF DARKNESS / TRISTITIA
スウェーデンのゴシック・メタル・バンドの'02年リリースの4作目。HOLYレーベルです。21世紀になっても何も変わらないというか、暗くて重くて遅いドゥーム・ゴシックをやられています。アコギの旋律、そしてこのバンド独特の繊細で美しい音色のエレキ・ギターがとてもいいです。サウンドは21世紀とは思えないぐらいに、クリアじゃありません(笑)。そして相変わらず押しつぶしたようなデス声で歌っています。どんどんサウンドを変化させていくゴシック・メタル・シーンにおいて、時代に取り残されてしまったようなバンド。でも、こんなバンドがいてもいいじゃないですが、バンドによってはいつも同じサウンド…と嘆きたくもなる場合もありますが、このバンドに対しては私は良心的。デビュー時とと変わらぬ同じサウンドなのがとても嬉しく思えてしまう。アルバムはコンセプト・アルバムのようで、10分前後の曲を4曲と短い曲数曲から構成されていて、決して聴きやすいアルバムじゃないけど、じっくりと聴かせてくれるアルバムです。ほんと好意的な解釈してる自分。ブルーを基調とした墓場のイラストが、なかなか美しくてお気に入りです。 (純生)
THINGS THAT WERE / TWELFTH OF NEVER
アメリカ(ですって、あんびりーばぼー!)より、リード・ソプラノ女性Voを擁するG×2、B、Key、5人のおそらく1stと思われます。DARK SYMPHONIESです。ジャケがゴシック・ファンのつぼを必要以上につくもので、なんとなくジャケだけで、あァ女性Voがいるのだろうなと思えますね、これは(笑)。音楽性は、アトモスフェリック色が強いのかなと思いつつしっかりと「ゴシック・メタルです」といえるメタル的な要素が強くて、ホっとしました。スタートのインストに続く"Bratty
Girl" がいきなりやってくれます。当たり前のようにスローな曲調に(展開がスローって素晴らしい)、哀切なギターが泣き始め、神秘的なKeyが絡んで、清らかなリード・ソプラノ女性Voが切々と歌い上げてます、そして、2分台中盤あたりから、どっしりとした重厚なゴシック・ドゥームへ流れていくという展開…。個人的に期待した、初期にデス・メタル/ドゥーム・デスを通過してきているバンドが持ってる魔気のようなものは薄めでしたが、聴きやすさ/馴染みやすさがあるとも言えます。しかし、このムード、この女性VOの歌声は極上で、仮に、これに初期THE
3RD AND THE MORTALが持っていた背筋が凍り付くような狂気性が加われば、凄いことになるのではないかと思います。後半に進むに連れてアンビエント色が強くなっていく気がしますが、ぜひともメタル然とした部分は残しておいて欲しいです。 (えれのあ)
RUNNING UP THAT HILL / WITHIN TEMPTATION
オランダの女性Vo擁するゴシック・メタル・バンドの'03年リリースの3曲入りシングルです。アルバム未収録の新曲で、タイトル曲であるKate Bushのカヴァーをやってます。『MOTHER EARTH』でのシャロンの歌い方よりも、非常に元気で、はじけていて、とてもいいです。ざくざくとしたギター・リフもいいですね。完コピだとは思いますが。で、同じ曲のライヴ・ヴァージョンも収録。それから"Mother Earth"のインストのオーケストラ・ヴァージョンを収録。他のシングルでも収録されてましたね。 DVD付きの2枚組みフォーマットのもあって、私が買ったのはこっち。タイトル曲のビデオ・クリップとライヴなどを収録。演奏中心のビデオ・クリップはなかなかいい出来。シャロンのそっくりさんが出てきます。バックの演奏がちゃんとメタルっぽいのがいいなー。ライヴの方はぴょんぴょんと跳ねているシャロン嬢が可愛いです。あとはMAKING
VIDEOとオフ・ステージの映像。オフ・ステージの方では、男性メンバーがやたら脱いでいて、露出してます。モザイクかかっているし;
シャロンが脱げっつーの。そのシャロンは、彼氏であるスキンヘッドのギターといちゃいちゃしていて、びっくり…。 (純生)