CEMETARY VISIONS / ANCIENT CEREMONY
ドイツのゴシック・メタル・バンドの'94年リリースの5曲入りデビュー・ミニ・アルバム。1stフルレンス以降はシンフォニックなことをやっていますが、ここではだらだらして、しょぼくて、それなりに美しくしようと頑張っているようなゴシック・メタルをやられています。女性Voはなし。デス声Voが叫ぶところは同じですけど。Key奏者はいますが、シンセの音がちょっと入るだけです。面白いものではないですけど、資料としては大事かもね。 (純生)
NEW OBSCURANTIS ORDER / ANOREXIA NERVOSA
フランスのブラック・メタル・バンドの3rdです。このバンドは、とにかくブルータルでありながら、バリバリ、シンフォニックで、かなり濃いデス・ヴォーカルなブラック・メタルを演ってます。個人的に国内版がなんで出ないのかが不思議です(やっぱ歌詞カードの表紙がいけないのかな…)。一部??でこのバンド、ヴィジュアル系と呼ばれているそうですが、自分はこのバンドをハイテンション露出狂系変態ブラック・メタル・バンドと認識してます。まぁ、そんな変態集団な彼らでありますが、演ってる音楽は、とにかくすばらしいです。CRADLE
OF FILTHやDIMMU BORGIRのたんなるフォロアーではなく、しっかりとしたオリジナリティが、すくなくとも、自分には感じましたので、次作で国内版を出して、来日して欲しいなーーと思ってます(やっぱ無理??)。あと、個人的に、よく馬鹿と天才は紙ひとえと言いますが、自分は変態と天才は紙ひとえだと思います…。 (クサブラメタラー)
DEAF METAL SAMPLER / V.A.
ドイツ? イギリス?のDEAFレーベルの'93年リリースのサンプラー。全体的にはデス・メタル・バンド主体で、あまり面白くはありません。15バンド収録です。DISSECTIONの"Cold Winds"はExclusive Trackとなっていますが…1st収録の"In The Cold Winds of Nowhere"とはまた別の曲かな? 同じにしても曲名が違うということで、充分にExclusive!!
買ってよかった。CHORUS OF RUINというデス声で、Key入りで、メロディアスなゴシック・メタル・バンドの曲もExclusive
Trackとなっていますが、その価値は分かりません;
少なくとも、ちょっとしょぼい音像ですが、メロディはそれなりに映えているし、アルバム出ているんだったら、聴いてみたいですね。特筆すべきは、ギリシャのゴシック・メタル・バンドNIGHTFALLが'93年にリリースした7インチ・シングル"Oh Black Queen, Oh You're Mine"に収録されていた"Enormous Anthem Of The Death"が収録されているのです。Exclusive!! 買ってよかった。なお、このシングルはSEPTIC FLESHとのスピリット12インチ・シングルとしてもリリースされているようです。でもね、同じ'93年リリースのHOLYからリリースされた2nd『MACBRE SUNSETS』にも収録されているのですよね。でも、このサンプラーはHOLYの音源を使っていないようなので、そのうち聴き比べをしてみます。9分弱のだらだらとした、そしてヴァイオリンのような弦楽器も入ってしまう、ドゥーム・ゴシック・メタルな曲です。他にはVITAL REMAINS, BANISHED, MORTA SKULD, IMPALER,
THERION, MAIMED, AT THE GATES, ACCIDENTAL
SYICIDE, EUCHARIST, PITCH SHIFTER, DOOMED,
PROPHECY OF DOOMを収録。 (純生)
TO MAGIC... / V.A.
PROPHERCY PRODUCTIONというドイツのレーベルの13曲入りのサンプラー。かなり癖のあるゴシック・メタル・バンドが多くて、しかも初めて聴くバンドが多くて、とても面白いです。気になったバンドのみコメントします。いずれもアルバム聴いてみたいです。TENHIはアコースティック・ギターがとてもきれいで、普通声の男性Voの歌い方がとてもやさしいトラッド音楽な感じ。BLAZING ETERNITYは暗いデス声のゴシック・メタル。初期KATATONIAスタイルかな。ギターがメロディアス。COVENはちゃらちゃらしたアコギと嘆くように歌うVoが印象的。アバンギャルドなゴシック・メタル。SUN OF THE SLEEPLESSは静かなパートと激しいパートを持ってます。IN
THE WOODS...系ゴシック・メタル? DRAWNはのりのりのゴシック・メタル。でも、ブレークするパートがあり、ギター・ソロがきれいに流れて、さっきまで元気に歌っていたVoが弱気になって歌うのがとてもいいです。NAERVAERはアコギの静かなサウンドをバックに女性Voがかよわく声を出している、滅入りそうに暗い音楽。既にアルバム聴いているところでは、IN THE WOODS..., EMPYRIUM, AUTUMBLAZE, NOX
MORTIS, GODS TOWER, PARAGON OF BEAUTYを収録。初めて聴いたけど、特に面白くないとことでは、BETHLEHEMを収録。http://www.prophecyproductions.de/ (純生)
UNTIL THE END OF TIME - THE END RECORDS /
V.A.
アメリカのTHE END RECORDSが'98年にリリースした6バンド8曲入りのサンプラー。たぶん、レーベル設立当時のものです。で、レーベルが設立された頃に、ODES OF ECSTASYとかMENTAL HOME, NOKTURNAL MORTUMとかを知って、これは今後HOLYやNAPLAMに続く、私にとって重要なレーベルになるかも!と思ったものでした。実際はそんなことなかったのですが、今でもレーベルは活動中で、自分とこのよりも、欧州のバンドのディストリビュートの方の活動が目立っています。THE GATHERINGとかULVERとか。ロシアのKey入りゴシック・メタル・バンドMENTAL
HOMEはほーんといいですね。ODES OF ECSTASYはギリシャの男女Vo擁するゴシック・メタル・バンドです。音がしょぼいですが、楽曲はいいです。アメリカのEPOCH OF UNLIGHTはやばいです。民族音楽+シンセ入りデス・メタルといった感じ。民族音楽部分はイントロとアウトロに隔離されている形なので、この曲だけなのかもしれませんが。いや本編でもシンセに混じって、それっぽいリコーダーのような音も聞こえてくるので、期待できるかも?
アルバムも聴いてみたいです。SCHOLOMANCEはメロディが変なシンセ入りブラック・メタル?
一筋縄ではいかない感じです。中近東メロディも入るし。アルバム聴いて、確認してみたいです。NOKTURNAL
MORTUMは正しいシンフォ・ブラックって感じ。この中では正し過ぎます。まとめとして、今は分からないけど、レーベル初期やっぱりは凄かった。 (純生)