SYNTHETIC GENERATION / DEATHSTARS
 '03年リリース。スウェーデンからインダストリアル・ゴシック・メタル・バンドが登場!と思ったら、ブラック・メタル・バンド?SWORDMASTERが改名して、音楽性を変えたのだそうです。Dsは元DISSECTION, THE HAUNTED,OPHTHALAMIA、それからDISSECTIONのメンバーも参加しているのだとか。RAMMSTEINみたいなドイツっぽい、ぴこぴこでのりのりなゴシックをやられていますよ。個性的かと言われると、そうじゃないのですけども。でも単純に楽しめる曲ばかりかな。もっと強力な曲があるといいのですが。SWORDMASTERも聴いてみたいものです。なお、スリップケース入りの初回限定盤は2曲多くて、Video Clipも2曲収録だってさ。私のは通常盤でした。残念。(純生)


EGOCENTRIC / ON THORNS I LAY
 ギリシャのゴシック・メタル・バンドの'03年リリースの6th。前作から活動拠点をルーマニアからギリシャに戻して、レーベルもHOLYからBLACK LOTUSに変わっております。そして、ますますつまらなくなりましたなー(苦笑)。前作よりもだめです。音楽性を常に変化させてきたバンドなので、仕方ないのかもしれないし、変化させること自体は評価しますけども。女性Voちょっとだけ。弦楽器もなしで、ますますさっぱりな男性Voが歌う普通の軽快なゴシックか。美しいメロディも少ないです。(純生)


I AM JESUS / NIGHTFALL
 ギリシャのゴシック・メタル・バンド。HOLYレーベルを離れて、BLACK LOTUSからの1枚目は、4年ぶりになる6th。'03年リリース。前作『DIVA FUTURA』それから前々作『LESBIAN SHOW』のキャッチーなノリノリな路線…のままではなくて、キャッチー部分はちょっと減退して、シンセの装飾による荘厳な雰囲気が加えられているような。同郷ROTTING CHRIST, SEPTIC FLESHの近年作と似ている感じ。もちろん単純に分かりやすいキャッチーなメロディも残っているのですが、もっと凝ったサウンド、深みのあるサウンド、もっと大人向けゴシックになった。もちろん初期の気持ち悪いメロディ漂うドゥーム・ゴシックとはまた違う方向。私、これも好きだな。大好き。全曲、捨て曲なく、個性ある曲ばっかり。そんな中でもベース・ラインが曲を作っているような"Luciferin(What If Men Could Bear Masters)"はとてもいい。それからオープニングの"Death Of Neira"はわりとヘヴィな曲で、間を空けずにデス声の咆吼を残しながら続く"The Senior Lover Of Diamanda"が始まるところもかっこいい。この曲はこのアルバムにしてはキャッチーなメロディの曲で、シングル・カットするならばこの曲。(純生)