EISENWINTER / SIEGFRIED
NAPALMレーベルから'03年にリリースされたたぶんオーストリアの7人組ゴシック/ヴァイキング・メタル・バンドの2nd。DARKWELLやABIGORのメンバーも在籍してます。ただジャケットや彼らの見た目はヴァイキング・メタルだけども、音的にはヴァイキングはあまりないかな。メンバーが一人増えていますね。男性Voが2人、女性Voが1人います。女性VoはDREAMS OF SANITYのSandra嬢です。1stの裏ジャケではとても美しいお顔だったのですが、今回のブックレットのお顔は怖い…。Voが3人いること。Sandra嬢の美しい歌声…ふわふわ声でのコーラスと、力強い歌声を歌い分けてます。それが1st同様に特徴かな。楽曲は1stに比べると、つまらない曲多い感じ。ずいぶん淡泊に感じます。楽曲自体のメロディが弱いです。タイトル・トラックは流れるような歌メロがいいですわ。限定盤のデジパックはボーナス・トラック1曲追加されてます。(純生)
ANGEL FALL FIRST / NIGHTWISH
'97年リリースの1stの限定500枚の方を聴くことが出来ました。何でこんなのを出したのか経緯は分かりませんが、"Elvenpath"と"Beauty And The Beast"の1stでは重要な曲を外しているのが凄いです。その変わり"Once Upon A Troubador", "A
Return To The Sea"といった1st未収録曲を収録して、全7曲入り。ジャケットもほとんど同じですが、バンド・ロゴの大きさと位置が違います。"Elvenpath"みたいなスピーディーな曲が外れているせいか、よりゴシック・メタル・アルバムに感じます。そう今でこそ、ゴシック・メタルなんて言う人はいないと思うけど、1stが出た時は間違いなくゴシック・メタルでしたものね。アルバム未収録の2曲も、1stに収録されていないのがもったいないぐらいにいい曲です。ミニ・アルバム『WISHMASTOUR 2000』にも収録されましたね。(純生)
CRUCIDICTION / TRISTITIA
スウェーデンのゴシック・メタル・バンドの'96年にリリースされた2ndをリマスターして、ボーナス・トラック5曲付けて'00年に再発したものです。HOLYレーベルです。とことん暗いドゥーム・ゴシックをやられてます。鐘の音で始まり、男女Voのクワイアが入るイントロの"Ego Sum Resurectio"はぞくぞくするかっこよさです。本編の"Christianic Indulgence"もイントロに負けてない出来。でろでろと遅い中、流麗なギターが入ってくるところがたまらなくいいです。このバンドの特徴です。"Wintergrief"のイントロのギターのメロディとてもいいです。元気があります。普通ならば速い曲につながりそうなのですが、このバンドは違います。遅い曲につながります;
ボーナス・トラックの5曲は1st収録曲の別ヴァージョンのようですが、どこらへんが違うのかは、ぱっと聴いただけでは分かりません;
こちらもリマスターされているのかな。音はクリアになってます。(純生)