SPLEEN & HOPE / DYING TEARS
 フランス(?)の男女Vo擁するゴシック・メタル・バンドの'03年リリースの2nd。8人組で、Keyとチェロ奏者もおねいさんです。ざくざくしたギターリフを持つヘヴィな面と、シンセによる緩い面がいい感じで調和してます。Voについても同じで、吠える男性Voに対して、腰砕けになりそうなくらいに艶めかしい女性Voの歌メロ。そこにチェロだけなく、フルート、サックス、ヴァイオリンも入ってきます。サックスの音が鳴り響くのは、ゴシック・メタルっぽくなくて、いいですね。違和感たっぷりですけど。疾走パートも多い。イントロに続く"Sad"は名曲にしておきます。もうちょいで、今年のベスト・アルバム入りって感じ。http://dyingtears.free.fr/ (純生)

RECUEIL D'ECUEILS / MISANTHROPE
 フランスのHOLYレーベルの社長のゴシック・メタル・バンド。結成15周年のBOX SETが'04年にリリースされましたが、その前に'00年リリースの3枚組BOX SETを聴いておきましょう。レア・テイク集(ベスト?)、ライヴ・アルバム、5th『LIBERTINE HUMILIATIONS』の3枚が豪華なボックスに入ってます。更にポスターと100ページに及ぶブックレットも入っているのです。ブックレットは無駄にページ数多いような気がしますが、ライヴ用のメンバー?のシンセのおねいさんの写真もあるのが特筆すべきことか? レア・テイク集はどこらへんがレアなのかは…調べる気力もないので、やめておきます。PARADISE LOSTトリビュートに提供していた"forever "shattered" failure"も収録。曲名の間になんか勝手に"shattered"なんて入れてますね; ライヴ・アルバムは嬉しいかもしれませんね。でも音悪いすね; ブートのオーディエンス録音っぽくもあります。お客さんの盛り上がりは凄いよく伝わってきますけど。他には書いておくことないかな; (純生)


AI / SERAPHIM
 台湾の女性Vo擁するゴシック/メロディアス・メタル・バンドの'04年リリースの3rd。英語盤も出てますが、私が聴いたのは現地語盤。恥ずかしくもなく『愛』ですよ。私はとうの昔にそんな感情は失いましたが、そsの変わりの「萌」じゃないだけ、彼らの方はかなりましです。さて先頃、来日公演も行ってしまいましたが、女性Voが交替しているとか! と、本作では未だ前任のおねいさんが歌っているのですね。安定したオペラチックなソプラノ声を聴かせてくれます。でも、贅沢言うと一本調子にも感じてしまうのですよね。このような歌唱には飽き飽きしているのかも。新しいおねいさんはどうなんでしょうか。楽しみです。サウンドはますますメロスピ指向。全然ゴシックなんかじゃないです。男性Voのデス声も入ってきますけども。NIGHTWISHフォロワーながらも、メロディのセンスは素晴らしいすね。近くの国からこんなバンドが出現することが羨ましいです。"風中"が一番好きかな。さて、相変わらず曲は微妙にちょっと長い目。加えて、アルバムは13曲70分と長いです。曲数減らしてくれた方が、メリハリが出ていいのにね。(純生)