フィンランドの女性Vo擁するゴシック・メタル・バンドの'04年リリースの５曲入りシングル。タイトル・トラックが新曲です。スピード感があって、歌メロ印象的で、とてもかっこいい曲。全然ゴシック・メタルじゃないですけどね；
それからW.A.S.P.の"L.O.V.E. Machine"のカヴァーをやってます。完コピのアレンジで工夫はないのですが、選曲が素晴らしいですし、この曲を女性が歌うというのが、エロとまではいかないけど、いい感じ。2nd『BE MY GOD』収録の"Be My God"のリメイクはTribal Repriseとなってます。オリジナルは思い出せないけど、しっとりとしたゴシック・メタルらしい曲。"The #1 Rebel"も新曲かな。オルガンの音色が印象的。しっとりとしつつも、サビは印象的で盛り上げてくれる。勢いだけのタイトル・トラックよりもこちらの曲の方が好きかな。"Crucify My Heart pt.II (piano Version)"は3rd収録曲の別バージョン。ピアノでしっとりと。（純生）
SANCTUS DIAVOLOS / ROTTING CHRIST
ギリシャのゴシック・メタル・バンドの'04年リリースの9th。なんか、今は亡き同郷のSEPTIC FLESHが乗り移ったかのようなジャケなのですが。音楽的にも後期のSEPTICとは似ているかな。で、前作『GENESIS』と同じ作風で、スピード感あるデス・メタルをベースに、気持ち悪いシンセ入ってきたり、クワイヤ入れたりと。一筋縄で行かないサウンドなのは流石です。ただ、個人的にはこれといった曲がないのは残念なのですが。ゲストで同郷のDREAM EVILのGas G.が１曲でギターを弾きまくってます。というわけで、DREAM
EVILファンの皆様も買って下さい。ジャケットが気になって、クレジットからデザイナーのサイトを確認してみたら、SEPTICどころか、ON THORNS I LAY, NIGHTFALLといったギリシャのバンドのジャケットを多く手がけている人でした；
てゆうか、SEPTICのメンバーでした； そんな才能もあったんですねー。http://www.seth-design.com （純生）LAVA / DAS ICH
ドイツのゴス／インダストリアル・バンドの'04年リリースのアルバムです。ATROCITYとの共演で知ったバンドです。聴くのは２枚目ですが、'02年の『ANTI'CHRIST』では２人組だったのですが、３人になってます。音楽性は期待通り、ダークでアグレッシヴで、デジタルで、でも弦楽器な音も聞こえてくるし。ATROCITYとの共演作『DIE LIEBE』のサウンドをもっとデジタル方向にきつくしたのを聴くことが出来ます。オープニングの"Schwarzer Stern"が名曲レベルです。他の曲も変態っぷりを発揮していて、ありがちなインダストリアルとは違います。踊れるしリズムだし。ただ、アルバム通して聴くと、後半はちょっとだれますね；
ま、だらだらした曲もあるしで。私が買ったのはDVD付きの２枚組でして、ジャケットも赤の方です。１枚組のは黄色です。で、DVDのほうは…ライヴ映像は画像悪い。白塗りしているメンバー３人。一人はVoで中央で、妖しく動きながら歌い、他２人はシンセを演奏。シンセが動きます； やっている音楽も変だけども、ステージも充分に変です。６曲のライヴと、１曲はアメリカ・ツアーのオフ・ステージを含めた映像を収録。そのライヴでの"Kain Und Abel"という曲はATROCITYとの共演作収録の"Die Todgeweihten"と同じ曲なのだと思うのですが…そのうち確認してみます。（純生）
