WHERE ANGELS DARE NOT TREAD / THE EQUINOX OV THE GODS
スウェーデンのゴシック・メタル・バンドの'02年リリースの3rd。1st『IMAGES OF FORGOTTEN MEMORIES』がむちゃくちゃいい!というわけでもないのに、微妙に多くの人に愛聴されているっぽいです。ヘヴィで男らしい、初期ゴシック・メタルなサウンドです。当然派手さはないですよ。個性的でもないですけど。まずはこの力強いデス声に純生めろめろですよ。初期SENTENCEDのあの人の声色に似ているような感じ。そして1stよりもずっといいです。オープニングの"...For the Scarecrow"はちょっと疾走系のかっこいい曲。シンセのメロディアスなリフが印象的。てゆうか、やはりSENTENCEDの『AMOK』を想起させてくれるのに充分な曲です。名曲ですよ。もちろん遅い曲が彼らの持ち味ですよ。終始、教会の鐘の音に支配されている"My Endless Funeral"に一番はまりましたよ。もちろん私の葬儀でもこの曲だけを流してほしいです。この暗さ、この遅さ、この美しさこそがあるから、ゴシック・メタルって素敵。私にゴシック・メタルの本質を再教育してくれる名曲です。にしても、ほんと、やばいです。名盤指定です。今年のベスト・アルバムの1枚です。でも地味に、8位ぐらいかな(笑)。(純生)
SEMI DEVILISH / DARZAMAT
ポーランドのゴシック・メタル・バンドの'04年リリースのアルバム。それまではマイナーなバンドだったのに、多くの人にポーランドにDARZMATあり!と知らしめる名盤『ONIRIAD』を'03年にリリース。その後、女性Voがかっこいい長髪の純生好みのきりっとしたおねいさんに交替したというニュースも入ってきて、当時すぐさまにおねいさんの写真をPCの壁紙にしたのは良い思いでです(笑)。そして、やっとそのおねいさんが加入した本作を聴くことが出来ました。ジャケットも、かっこいいおねいさんが、可愛く配置されたものなのです。が、音楽性ががらっと変わってますやん; 普通声で男性Voが邪悪なデス声ですよ; ギターのリフがざくざくのデス・メタルですよ; そこにかっこいい声色のおねいさんが絡んでくるし、シンセも被さってくるんですけども。名盤『ONIRIAD』の面影はまるでありません; AMARANとかALASなどのかっこよくて、疾走しているメロデス/ゴシック・メタルですよ; そういえば、以前にオフィシャル・サイトからダウンロードした映像が、全然DARZMATっぽくなくて、アグレッシヴだったライヴ映像だったのを思い出しましたよ; もうあのときは音楽性が変わっていたんですね; それに、私が壁紙にした画像は胸元が開いていて(笑)、スカート姿だったように記憶しているのですが、今のおねいさんが私に微笑みかけてくれなさそうな冷たいかっこよさしかありませんよ; てゆうかライヴ映像も収録です。にしても、おねいさん、かっこいー! ちなみに'05年に新作『TRANSKARPATIA』をリリース済みです。ジャケットがブラック・メタルっぽいんですがー; (純生)
IN LOVE WITH THE DARKNESS / XANDRIA
ドイツの女性Vo擁するゴシック・メタル・バンドの'05年リリースの3rd『INDIA』からの2曲入り先行シングル。アルバムは1st『KILL THE SUN』しか聴いていませんよ。薄味というか淡白さが物足りなく感じてしまって。おねいさんの線の細いVoはよわよわでとてもいいんですが。歌メロもとても可愛らしくでいいです。楽曲がいまいちかなあ。でも、タイトル・トラックはかなりいいかも。シンセが高揚感たっぷりにぐっと盛り上げてくれますよ。これって、『SILENT FORCE』でのWITHIN TEMPTATIONにそっくりな感じですけどね; もう1曲"Widescreen"はのりがエレクトリック・ゴシックっぽいのですが、サビの歌メロはとても魅力的な曲です。2曲ともアルバム収録音源です。(純生)