ALS DIE ERDE EINE SCHEIBE WAR... / FINISTERRA
おそらくドイツのトラッド/ゴシック・メタル・バンドの'01年リリースのアルバム。ドイツ語で歌っているので。男女Voで、パイプ系奏者がいて、フィドル奏者がいるバンドです。トラッドのメロディをおもいっきり奏でています。IN
EXTREMOなんかに比べると、もっとずっとゆるい演奏で、ゆるいサウンド。メタルよりも、トラッド寄りのサウンド。フィドル弾きまくりの曲もあるけど、アイリッシュ・トラッドと違って、ちょっと踊れない。パイプ吹きまくりのゆるい曲とかもあり。長閑な雰囲気は伝わってくる一方、刺激はまるでありません。
(純生)
BE MY DRUG / INACTIVE MESSIAH
ギリシャのゴシック・メタル・バンドの'07年リリースの2nd。HOLY RECORDSからです。1stは『INACTIVE MESSIAH』はBLACK LOTUSから。で、本作からSEPTIC FLESHのギタリストSotirisが加入しています。それどころか、ジャケットのアートワークはSEPTIC FLESHのSethこと、Spiros Antoniouが担当しているし、SEPTIC FLESHのChris Antoniouが曲を提供して、オーケストラとクワイヤのアレンジを担当しています。もうこれだけで、お腹いっぱいですよ! 音楽性は生のオーケストラ入り、クワイヤ入りの近年のROTTING
CHRISTのようなゴシック・デスをやられています。とてもシンフォニックで、でも力強いサウンド。でもでもオーケストラが入らない曲はちょっとつまらないかも。もっと、いい楽曲があってもいいんじゃないかな?なんて今後に期待せずにはいられません。頑張って!
Dsは女の子です。音には関係ないけど; で、本作で一番凄いのが、Michael Jacksonの"Beat It"のカヴァー。聴く前からわくわくしていたけども、期待通りの出来です。ゆったりとしたイントロのクワイヤ&オーケストラが素敵過ぎる。でも、メロディはあの曲なのです。本編に入るとちょっと工夫が足りず、オリジナルに忠実なのがちょっと残念なのですが、それでもシンフォニックで、クワイヤ入りですから、充分にインパクトあります。飛び道具的な曲ではあるけども、むちゃくちゃ気に入ってます。http://www.inactivemessiah.com/ (純生)
WHISPERING SORCERY / MJOLNIR
男女Vo擁するゴシック・メタル・バンドの'01年リリースのアルバム。出身国分かりません。オランダのレーベルからです。男性Voはディープなデス声、女性Voは弱い声量の普通声。ソプラノ声でも歌ってもくれるけども、ちょっと魅力が足りないかなあ。Keyもおねいさんです。ブラック声もちょっと入ってくる。ダークながらもシンフォニックなゴシック・メタルをやっています。あまり個性的ではないです。もっと煌びやかなメロディとか、楽曲がよければ初期TRISTANIAっぽいかなあとも思えなくもないのですけども。(純生)