IN DARKNESS LET ME DWELL / DIE VERBANNTEN KINDER EVAS
オーストリアのSUMMONING, ICE AGESのメンバーによる男女Vo擁するオーケストラル中世ゴシック・メタル・バンドのアルバム。1stでしょうか。リリース年のクレジットが見つかりません。'06年にもアルバムをリリースしているようですね。ゆるーく、怖さがないELENDみたいなだあと思ってきいていたら、ELENDじゃなくて、SUMMONINGでしたか。まあ、ずばりなサウンドです。言われてみれば、シンセの音の出し方なんかそのまんまですもんね。ICE AGEのようにピコピコしてなくて、SUMMONINGのようにブラック・メタルじゃない…そんなサウンドです。世の中にはこういう音楽をやる人たちがまだまだいるもんだなあと関心していたら、よーく知っている人だったというオチです。男性Voは普通声で朗々と、女性Voはソプラノ声で荘厳に歌ってくれます。DARK SANCTUARYとかもいる今じゃあそんな新鮮味はないですけども、リリース当時('90年後期?)に聴いていたらかなりショッキングだったろうなあ。(純生)
EXAUDI VOCEM MEAM PART II / DARK SANCTUARY
フランスの中世風雰囲気ものゴシック・バンドの'06年か'07年リリースのアルバム。'05年リリースの『PART I』の続編?というか、レコーディングは同じ'05年にされていたみたいです。無駄に大きくで立派なデジパック仕様です。ソプラノ女性Voがひたすら美しい声で歌ってくれていて、繊細な美しいメロディで、クラシカルで荘厳で神秘的で自然的で…以下略。流石に毎作同じ作風だと飽きてきますね;
変わった作風の曲はまるで見つからないし。"La complainte de sally"はDanny Elfmanという人のカヴァー。検索したところ、映画のサントラを多く手がけている人でしょうか。(純生)
DARKNESS IS THY KINGDOM / V.A.
'99年にANGELWINGSというレーベル?がリリースした2枚組のゴシック・メタル主体のコンピレーション。雑誌?ORKUSが選曲したみたいです。DIMMU BORGIRとかIMMORTALとかブラック・メタルも混ざってますが、ゴシック・メタルとしてはメジャーなところがずらりと並んでます。なので、新しい発見とかはなし。再発見とかならありです。THERIONの"Crowning Of Atlantis"…名曲だなあとか。TRISTANIAは女性Voなしの曲を選曲するあたりが大胆。LACUNA COILの"Circle"…この頃が一番好きでした。GODOGORYの"Resurrection"…ヘヴィですが、シンセとギターの優しいメロディの繰り返しが凄く好みです。ゴシック・メタル寄りだったときのKREATORも収録されているのが微笑ましいです。DISC2はRAVENTHORNEで始まり、SUMMONINGで終わるのところに選曲者の拘りを感じます。GLOOMY GRIMの"Say Just Words"(PARADISE LOSTのカヴァー), ON THORNS I LAYの"Crystal Tears", YEARNINGの"Naivete"とHOLY RECORDSの3バンドの名曲が収録されているのに鳥肌が立ちます! 元HOLYのNIGHTFALLの"The Sheer Misfit"も嬉しいです! PENUMBRAの"Lycanthope", TRAIL OF TEARSの"When Silence Cries"はブラック・メタル的な疾走もあるけども、いずれも名曲ですね。バンドのセレクトだけでなく、選曲がとてもいいがこのコンピのいいところです。(純生)