フランスのゴシック･メタル･バンドの'08年リリースの9th。もはやゴシック・メタルというか、テクニカル・デス・メタルのような音楽性なんですけどね。少し前までいたKey走者のおねいさんは既にいませんで、シンセも使われていますが、過去ほどではないです。曲によってはシンフォニックな感じもありますが。疾走曲主体。Voは昔っぽくだらだらとも歌ってくれるけども、吐き捨てるように歌うのがほとんど。ベース・ラインが印象的な曲が多く、テクニカル・デス、プログレッシヴ・デスといった感じ。むちゃくちゃいい！というわけじゃないけども、Voも音楽性も強烈な個性を確立しているのは確かです。ギター弾きまくり。アグレッシヴかつテクニカルで面白いですよ。変な曲も多いし。ある意味変態メタル。そう音楽性はゴシック・メタルっぽくなくなっても、変態メタルなのは変わらないのは嬉しいかな。男性の顔のジャケットもよく分かりませんけど。そんなところも変態？ （純生）
CATHARSIS / POETRY
スペインのゴシック・メタル・バンドの'99年リリースのアルバム。初期PEACEVILLE系のドゥーム・ゴシックをやられてます。初期ANATHEMAのようなね。遅くて暗くて重いです。その上、ディープなデス声。嘆きながら歌ってます。哀愁漂ってます。ギターのメロディも結構映えてます。超個性的な音楽性ではないものの、しっとりとはまれますね。正直いいですよ。これで強烈な名曲が１曲でもあればもっといいんですけども。でもANATHEMAフォロワーとしては秀逸です。ギターは女の子で、ラストのバラード曲では歌ってもいます。（純生）PIANO TRIBUTE TO EVANESCENCE / ARK SANO
タイトル通りに、EVANESCENCEの曲をピアノでカヴァーした曲だけを収録したアルバム。ほんとシンプルにピアノだけ。ピアノだけなので、アップ・テンポの曲も遅いアレンジで演奏されていて、切ないメロディが強調され、そして暗い雰囲気に満ち溢れてます。とはいえ、正直面白くないし。退屈かな（笑）。プレイしているのはArk
Sanoという人。日系人でしょうかね。（純生）